リーダーシップ・アカデミー スプリングプログラム2012
2012.05.19
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プログラム概要
ビヨンドトゥモロー リーダーシップアカデミーは、東日本大震災により被災し、困難な状況を経験しながらも、グローバルな視野を持ち国内外で活躍する志をもつ学生を対象に、一年間の包括的なリーダーシッププログラムを提供します。 スプリングプログラムは、リーダーシップアカデミーにおける2012年最初のプログラムです。震災から一年を経た今、参加学生が未来に向かって自分が目指すべきビジョンを描き、これからの学生生活において何を達成すべきかを具体化するために、震災を経て自分が新しい生活を通して実現したいこと、そのためのアクションプラン「自分との約束」を考える機会となりました。
参加者
2012年度に大学進学・高校留学をする学生で、ビヨンドトゥモローのプログラム(スカラーシップ・プログラム、高校留学プログラム、ジュニア・スカラーシップ・プログラム)に選抜された高校生25名。開催日時/場所
2012年3月6日(火)〜9日(金) 国立オリンピック記念青少年総合センタープログラムのスケジュール
1日目 | アイスブレーキング インタビュー 橋本大二郎 早稲田大学大学院客員教授 / 慶應義塾大学特別招聘教授 / 前高知県知事 糸井重里 コピーライター グループ対抗 ビストロ・ビヨンドトゥモロー |
2日目 | ダイアログ・イン・ザ・ダーク くらやみ体験 学生同士のディスカッション 「震災で失ったもの・得たもの」 「東北代表として果たすべき役割」 合唱練習、「門出の言葉」練習 ビヨンドトゥモロー発起人との夕食 |
3日目 | インタビュー 小林りん 公益財団法人 インターナショナルスクール・ オブ・アジア軽井沢設立準備財団 代表理事 合唱練習、「門出の言葉」練習 「自分との約束」作成、発表 スプリングフォーラム |
4日目 | 企業プログラム 武田薬品工業株式会社 株式会社ポイント 三菱重工業株式会社 |
スプリングフォーラムについて
概要
リーダーシップアカデミーに参加する学生の新生活への門出を祝うため、スプリングプログラム3日目の夜に、各界で活躍するリーダーの方々にご参加頂き、スプリングフォーラムを開催しました。 未来のリーダー候補である学生たちは、新天地への旅立ちを目前に自分たちの未来への想いを語り、会場に集ったリーダーたちはその想いに真剣に応えました。 学生たちは未来への希望、懸命に見出した生きる意味を力強く語り、またリーダーたちから信じるべき道、志を果たすための生き方を学び、将来への決意を新たにしました。 海外からも多くのゲストが参加したスプリングフォーラムは、学生たちと、応援するリーダーたちの心が一つになる場となりました。ゲスト
ジョン・V・ルース 駐日米国大使 “今後日本の復興に向けて、米国として何をすることが最も重要か。その答えは、みなさんを始めとする東北の若者に希望を与えることです。なぜなら、日本全国の人々の夢や希望は、今日ここにいる若者たちにかかっているからです。”古川元久 国家戦略担当、内閣府特命担当大臣(経済財政政策、科学技術政策)、宇宙開発担当 “私は、皆さんの震災の経験がこれからの世界をリードするリーダーとしての大きな糧になると思います。皆さんがつらい思いをしたからこそ、人の暖かさを知ったからこそ、ぜひリーダーとして活躍してもらいたいと思うのです。”
アイリーン・ヒラノ・イノウエ 米日カウンシル会長 “多くのアメリカの若者達は、日本の復興を助けたいと、洗車のアルバイトやカップケーキの販売などを通して資金を集めました。彼らは支援する対象の人達の顔は知りません。しかし彼らの心のなかに強く、東北日本の人々の存在があるのです。皆さんが将来、海をわたってアメリカに来たその日は、アメリカの若者が海を越えて支援の手を差し伸べていた相手の顔を知るときなのです。”
竹中平蔵 慶応義塾大学グローバルセキュリティ研究所所長、総合政策学部教授、ビヨンドトゥモローアドバイザー “逆境の度に、日本の社会は強くなってきました。その中心は、英雄は、常に若者でありました。若者からヒーローが生まれます。危機を乗り越えて私たち日本の社会は強くなっていきます。そして、その中心は今日ここに来ているビヨンドトゥモローの学生だと思います。”