能登半島地震で被害を受けた若者への教育支援プロジェクトをおこないます
『北陸リーダーズ・イニシアチブ』
ビヨンドトゥモローは、2024年8月より能登半島地震で被害を受けた若者を支援するためのプロジェクト『北陸リーダーズ・イニシアチブ』を開始します。
このプロジェクトは、地震被害を乗り越え、地域社会と共に未来を築くための支援を目的としています。
1月1日に起きた能登半島地震から8か月となるこの時期、被災地の様子を報道で知る機会が減り、人々の関心も薄れていくことが懸念されています。
被災地では、初期の緊急対応が終わり、被災者や地域の具体的なニーズが明確化し、具体的で長期的な支援が必要となる時期です。この時期は被災者の心理的支援が求められるため、一人ひとりの心のケアやコミュニティの再構築を目指す支援や取り組みも必要とされます。さらに、地域再建のためのリーダー育成が重要となる時期であり、持続可能な復興に向けた長期的なプランニングが始まるタイミングでもあります。
私達は、『北陸リーダーズ・イニシアチブ』のプロジェクトにおいて、被災した若者たちが、逆境の中でも希望を失うことなく、大きな夢を抱いて社会に貢献する人材に育つことを目的とし、教育的機会の提供を行います。
支援プロジェクト『北陸リーダーズ・イニシアチブ』とは
私達は成育過程における逆境(虐待、親との離別・死別、貧困等)を経験した高校生、大学生に奨学金支給と1年間の人材育成プログラムを『ビヨンドトゥモロー』のプロジェクトにおいて実施しています。能登半島地震で被害を受けた北陸3県と新潟県の高校生との交流や、年に一度開催している『ジャパン未来リーダーズ・サミット』(2024年度は10月開催)への参加機会を提供することで、被災により今まさに困難を抱える若者が主体的に地域や自分自身の未来を見据え、ビジョンを描く道のりを応援します。
プロジェクト1:輪島高等学校の学生との交流
8月に実施される人材育成プログラム『サマー・リトリート2024』において、全国から集まる逆境を抱えた若者(ビヨンドトゥモローに1年間参加する奨学生)と、能登の未来について探求学習を行う輪島高等学校2年生の学生たちが交流することを通じて、共に能登半島地震からの復興について考えます。
サマー・リトリート2024概要
- 日時: 2024年8月6日(火)~10日(土)
- 場所: 石川県・福井県
- 主催: 一般財団法人教育支援グローバル基金
- 共催: 学校法人福井学園 福井南高等学校
- 後援:福井県美浜町・美浜町教育委員会
ビヨンドトゥモローの年間プログラム「エンデバー・プログラム2024」および「ジャパン未来スカラーシップ・プログラム2024」に参加する学生を対象に、石川県と福井県にて夏の研修プログラム『サマー・リトリート2024』を開催します。プログラムでは、「共感力をもって社会の各所で活躍できるリーダーを育成する」をテーマに、奨学生の成長段階に応じたリーダーシップの育成を目指します。
8月7日(水)に行う輪島高等学校の学生たちとの交流では、地震被害からの復興を考える探求学習を通じて、地域社会との共存ついて2時間のディスカッションの時間を設け、意見を交換します。様々な困難を乗り越えてきた若者の経験を活かし、自分たちだからこそ言えること、できることについて考えます。
最終日には、ビヨンドトゥモローの年間奨学生が「『わたし』だからできる誰もが輝ける社会形成のためのアクション」をテーマに提言発表を行います。
プロジェクト2:ジャパン未来リーダーズ・サミットへの北陸地域の高校生の参加募集
能登半島地震を経験し、困難な状況に向き合いながらも、広い視野を持ち国内外で活躍する志を持つ北陸地方の高校生に、ビヨンドトゥモローが10月に開催する「ジャパン未来リーダーズ・サミット」への参加機会を提供します。地震から10か月後という時期に、北陸地域の学生が被災地からのメッセージを伝えると共に、全国から集まる若者と共に、災害や様々な困難を経験したからこそ、自分に何ができるか、社会で果たすべき役割について考え、最終日に発表します。
ジャパン未来リーダーズ・サミット概要
- 日時: 2024年10月12日(土)~14日(月・祝)
- 会場: 東京・日本橋(BofA証券株式会社)
- 対象: 北陸地方の高校生10名程度、輪島高等学校生10名程度、その他(一般参加対象者およびビヨンドトゥモロー年間奨学生)
是非多くの皆様のご支援を宜しくお願い致します。
北陸地域(石川県、富山県、福井県)および新潟県からの参加者を募集しています!