公益財団法人教育支援グローバル基金|ビヨンドトゥモロー

村瀬二郎記念奨学事業 読書感想文コンクールを実施しました!

概要 著書紹介

ビヨンドトゥモローを長年ご支援くださっている村瀬悟理事の父、村瀬二郎氏の生涯が綴られた著書

「日本株式会社の顧問弁護士 村瀬二郎の『二つの祖国』」児玉博 著

こちらを課題作品とした読書感想文コンクールを、現役奨学生(大学生)対象に行いました!!

課題書籍の情報はこちら

以下に優秀作品を受賞した学生の作文(全文)を掲載しております。

 

優秀作品 「ドミノになる私たち」冨永萌夏

*作文内容抜粋

村瀬氏の強みは、日本とアメリカ双方の価値観を取り入れた彼独自の価値観をもっていることだった。人の持っている環境や経験はその人にしか持てないものであり、その人から発せられる言葉も同様である。グローバルシチズンはそれぞれの価値観を持ちながら、自身と他者に差異があることを認識し、その違いを受け入れたうえで、他者への理解と自身の言動に責任を持つ必要がある

優秀作品 「価値観の橋渡し」小野里祐太

*作文内容抜粋

この本を読んで、何事も白黒と決めつけず、グレーも立派な価値だとする村瀬二郎の価値観に心を惹かれた。(中略)「立場にかかわらず相手の価値観を尊重し、理解しようとする気持ち」が重要になってくる。それこそが私の考えるグローバルシチズンシップだ。

佳作 叶響

*作文内容抜粋

近年、社会の中で使用されるグローバルシチズンシップという言葉には主に2 点の意味が存在すると考える。一つ目は、その土地やコミュニティに生きる人々が社会で正当に生きる権利である。二つ目は、法律やルールなど様々な基準を一つの軸として 1人 1 人の意見や行動が重要視される権利である。つまり、大きな社会の括りの中でどんな背景を持ち得ようとも社会で生きられる権利を指すのがグローバルシチズンシップである。

佳作 野口綾乃

*作文内容抜粋

施設に入所していなければ児童養護施設にいる子どもの苦悩を知ることはなかった。施設からの進学が如何に難しいか、親と決別した子どもは施設を退所後生活力もない状態でどのように生活していけばいいのか。これらの問題に実際直面した経験のある私だからこそ施設にいて悩んでいる子どもを助ける「窓口」になれるかもしれない。(中略)彼は私に懸け橋になれる可能性を与えてくれたように思えた。

 

 

どの作品も、村瀬氏の生き方と自身の人生を様々な方法で重ね合わせ、これからの将来に光を当てるような素晴らしい作品ばかりでした。

著書を読んで得た事や、作文をする中で得た自分自身への気づきを、今後の活動でより深い学びに還元されていくのだろうと期待しています。

 

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