役員ご挨拶

代表理事

橋本大二郎

元高知県知事

ビヨンドトゥモローで育った若者の活躍が社会の目を変えてくれる

新型コロナウイルスの世界的な感染拡大は、社会の多くの仕組みを変えていくことでしょう。そこではきっと、これまでにはない感覚や発想が求められます。その時、活躍が期待されるのは、成長の過程で平坦な道のりを歩んできた人ではなく、遠回りをしたりつまずいたりして、ほかの仲間とは違った経験を積み重ねてきた人材です。そこで、私たちビヨンドトゥモローは、周囲の環境や本人の個性から、これまでその力を伸ばす機会に恵まれなかった若者に、成長のきっかけづくりの場を提供していきます。

理事

小林正忠

楽天グループ株式会社 常務執行役員チーフ ウェルビーイング オフィサー

一人一人の若者が「自らを信じる」ことができる社会

創設から理事を務める私がこのビヨンドトゥモローを通じて実現したい世の中は、一人一人の若者が「自らを信じる」ことができる社会です。経済が発展しても、技術が進歩しても、様々な困難な状況にある若者は少なくありません。多様な生き様、多様な価値観、一見すると「常識」では考えられないような意思決定を下す若者たち。そんな彼らから多くの気づきや刺激をもらっています。これからの社会は多様性の中でお互いを尊重しながら共存していくことが求められますが、彼らと共に未来を描いていくことを楽しみにしています。

理事

本庄竜介

グリーンコア株式会社 代表取締役

年月が経っても色あせることなく、輝きを増す活動

ハンディキャップを抱えた若者にチャンスと光を提供するビヨンドトゥモローの取り組みは、年月が経っても色あせることなく、むしろ輝きを増しています。ビヨンドトゥモローが築き上げたものは、ここに集う若者たち、彼らによりそう運営スタッフ、そしてその場の構築に協力してくださったご支援者の方々の志と努力と苦悩と成長の全てが混ざったものだと感じています。この活動が、息長く、地道に成果を積み上げ、社会を変える力となっていくために、これからご支援の輪が広がっていくことを願っています。

理事

村瀬悟

メイヤー・ブラウン法律事務所 弁護士

ビヨンドの学生たちは将来日本・世界をリードする

私はニューヨークから日本や海外のNPOを見る機会に恵まれていますが、ビヨンドの学生が苦境を克服した明るいエネルギーは本当に頼もしく、ぜひ彼らの姿をご覧頂きたいと思っています。”The BEYOND Tomorrow students are the future leaders of Japan and of the World, as they each show us how we can overcome and become stronger from adversity” と感銘したアメリカの友人の言葉が印象的です。ビヨンドの学生たちは将来日本・世界をリードするでしょう。彼らが苦境を乗り越えて強くなった姿から学べることが多くあり、ぜひビヨンドトゥモローへのご支援とご協力をよろしくお願いいたします。

理事

平川理恵

元広島県教育長

あたたかい社会を信じています

「逆境は優れたリーダーを創る」と言っても、人間は一人ではなかなか多くのことに立ち向かっていけないと思います。そんな時、「仲間」がいれば、少し「勇気」が湧いてくる、「次へのステップ」に踏み出そうとできる。若いながらも人生の難しい側面に出会ったとしても、ビヨンドトゥモローの経験やそこで出会った同世代・異世代の仲間たちと乗り越えていける・・・そんなあたたかい社会になることを信じています。

評議員

宮城治男

NPO法人 ETIC. 創業者

人が育つこと、未来を創ること

ここに集う若者たちを見ていると、かつての私たちとはまったく違う新しい眼差しで未来を見据えている気がして驚くと同時に、変わらぬ青春の葛藤の中にいる姿にこちらも熱く応援したくなります。時に私たちに想像できないような困難の中で、真剣に自らの命や、社会に向きあって生き、挑戦しようとする若者たちにふれ、支えていくことが、私たちが未来に向きあう契機をくれていることを思います。ビヨンドトゥモローは、人が育つこと、未来を創ることとは何か、あらためて私たちに教え、学ばせてくれる場所です。

評議員

小宮山利恵子

スタディサプリ教育AI研究所所長
東京学芸大学大学院准教授

視野を広げることが社会の変革に繋がる

私自身、ひとり親家庭で育ち、経済的にも精神的にも困難な時期がありました。ただ、有難いことにいつも助けてくれる大人たちがいて学び続けることができました。学び続けることによって、多くのチャンスの扉が開きました。机上の学びだけではなく、多くの人や文化と出会い視野を広げることで、自分自身や日本の社会について理解を深めることができます。ビヨンドトゥモローのプログラムに参加することによって、そのような体験ができると確信しています。これからも微力ながら同プログラムの支援をしていきたいと考えています。

評議員

塩崎恭久

一般財団法人勁草日本イニシアティブ代表理事

真っ直ぐで、強く優しい心の次世代を育む

国会議員として28年間、国づくりに携わらせて頂きましたが、結局一番大事なことは、人づくりです。中でも、困難な状況に置かれた若い世代が、どのようにして未来を切り開くことができるかが重要です。子どもの権利を日本の法律に初めて書き込むなどの児童福祉法抜本改正を行いましたが、それは、いかなる境遇にあろうとも若い世代一人一人の健全な発育、人格形成を応援する、そのための社会の再構築でした。その際、公的部門での大改革はもとより、民間における自然な応援体制の構築が大事であり、ビヨンドは、その主導的役割を果たすべきと思います。私も微力を尽くして参ります。

監事

上滝賢二

元日本放送協会理事

最後に頼れるのは、人と人とのつながり

繰り返されるコロナの感染拡大と、ウクライナへのロシアの軍事侵攻。命の尊厳がこれほど脅かされ、先を見通せない時代が来るとは思いもよりませんでした。そんな時に、お互いを信頼し相談できる仲間がいることがどれだけありがたいか。私は、60代後半になって学び直しを始め、中高年大学に通っていますが、そこで出会った友人たちは、様々な職業を経験し、多くの失敗や挫折を乗り越えてきた方々です。お互いを認め合う共感力と自分にない発想力が心の支えになっています。先を見通せない時代に、デジタル技術の活用は欠かせませんが、最後に頼れるのは、やはり人と人のつながりだと思います。自分と違う意見を尊重し、他者の痛みに想いを馳せる共感力を持つこと。そうしたことを大切にする若い皆さんが、これからの時代を切り拓いていく大きな力になると確信しています。ビヨンドトゥモローを応援します。

アドバイザー

竹中平蔵

慶應義塾大学 名誉教授・元国務大臣

大きな夢を求めて歩み出す若者を応援します

ビヨンドトゥモローは、明日を担う、意欲ある若者をエンカレッジするために作られました。国作りは人作りから…聴き慣れた言葉かも知れませんが、明治維新の時にこれを肝に銘じ実践したのが、福沢諭吉でした。そして今、この人作りに改めて注目しなければならない重要な時期を迎えています。コロナ危機というパンデミックの中で、社会は新しい日常を目指して大きく変わらねばなりません。皆さんには、その主役になって欲しい…大きな夢を求めて歩み出す若者を、ビヨンドトゥモローは応援します。