活動への想い
困難を経験した若者が成長し、
活躍する過程を応援するビヨンドトゥモローへの
ご支援・ご協力をお願いします
BEYOND Tomorrow | 公益財団法人 教育支援グローバル基金
代表理事 橋本 大二郎
「逆境は優れたリーダーを創る」という信念のもと、ビヨンドトゥモローは発足以来、未来ある若者達の支援を続けてきました。そんなビヨンドトゥモローの活動も、この10年で大きく変わりました。支援の対象を、被災地の若者に限ることなく、親との死別・離別、貧困、虐待などの困難を経験した若者へと広げてきたのです。その理由は、こうした若者たちが可哀そうだからではなく、彼らに活躍の機会と場をつかんでもらうことが、社会全体の多様性や柔軟性を高めることにつながると考えたからでした。
一つには、困難な環境にある若者に手を差し伸べることで、活躍の場を奪われてしまったかもしれない人材を掘り起こすことができれば、地域や社会そのものも強くなります。加えて、生育の過程において辛い体験をした若者は、その体験があったからこそ得られた力を持っています。それに気づいたことが、ビヨンドトゥモローの活動に携わって、私自身の中に起きた変化でした。
ビヨンドトゥモローの取り組みは、奨学金による支援だけではありません。それ以上に、メンバーの若者が、仲間たちと一緒に考えて行動する、人材育成のプログラムに力を入れてきました。一年一年積み上げてきた、国内と国外での研修プログラムは、他にはない充実した内容になっています。今後はさらに調査・発信活動にも力を入れていきたいと思っています。
長い目で見たこれからの社会を、格差の広がる不寛容なものにしないためにも、ビヨンドトゥモローの取り組みが貢献できると考えています。
これらの活動を持続的なものにしていくためには、多くのご支援が必要です。日々の活動へのご寄付はもとより、長い人生の締めくくりに、遺産の一部をビヨンドトゥモローの支援に向けたいという遺贈のお申し出も、有難く受け止めています。皆様のご支援をお願いいたします。
橋本 大二郎
公益財団法人教育支援グローバル基金 代表理事
元高知県知事 厚生大臣、文部大臣などを歴任した橋本龍伍の二男。慶応義塾大学を卒業後、NHKに入局、社会部記者として宮内庁・皇室を担当し、昭和天皇の崩御と、現上皇の即位の報道に携わる。1991年に、高知県知事就任、以降、4期16年にわたり、改革派知事の一員として高知県知事を務める。2007年に、高知県知事を退任後、テレビ朝日「ワイド!スクランブル」のキャスターを務めた他、社会起業やNPO活動の支援にあたる。