ジャパン未来リーダーズサミット2023を開催しました!【応援ありがとうございます】
~分断社会を生きる私たちが未来を創るためにできること~
概要
2023年11月3日~5日に、日本全国から高校生・大学生約50名が集う「ジャパン未来リーダーズサミット2023」が開催されました。
親との死別・離別を経験したり、児童養護施設や里親家庭、生活保護受給世帯などに暮らす若者が集い、様々な領域で活躍するリーダーたちと協力し、「分断社会を生きる私たちが未来を創るためにできること」をテーマにグループ毎に提言をまとめました。
最終日には、各領域で活躍するリーダーたちの前で参加学生全員によって提言発表が行われました。日本の各地から集う次世代を担う若者たちが、社会に実在する課題について考え、話し合い、最終的には地域、日本、世界の未来につながる提言を学生たち自らの手によって考案する機会となりました。
主催
一般財団法人教育支援グローバル基金
支援
BofA証券株式会社
後援
文部科学省
開催地
東京都
参加者
・フェローシップ・プログラム参加者
・ジャパン未来スカラーシップ・プログラム参加者
・エンデバー・プログラム参加者
・ジャパン未来リーダーズサミット一般応募高校生
・インターンシップ・プログラム参加者
総勢約50名
参加条件
以下の条件を満たす高校生・大学生(選考によって選出)
- 保護者が死亡している
- 単親家庭(母子家庭・父子家庭)に暮らしている
- 児童養護施設などの社会的養護の施設に暮らしている
- 里親家庭に暮らしている
- 生活保護受給世帯に暮らしている
スケジュール
|1日目
オリエンテーション、アイスブレイク、体験共有
|2日目
合唱練習、メンター紹介、ふるさと自慢、課題発表、提言作成・発表ガイダンス、ディスカッション、スピーカーセッション、レクリエーション
|3日目
提言発表会、リフレクション、奨学金ガイダンス
プログラムハイライト 「スピーカーセッション」
スピーカーセッションでは、株式会社LITALICO 代表取締役社長山口文洋氏をゲストとしてお迎えし、多くの困難を乗り越えた経験から考える現代社会の課題や、その捉え方、活かし方についてお話を伺いました。また、質疑応答の時間には、学生それぞれの視点から多様な質問がされました。
プログラムハイライト 「ディスカッション」
社会人プロフェッショナルの方々がメンターとして学生たちに寄り添い、提言作成のプロセスにアドバイスする他、人生の先輩として対等に接し、学生にとってロールモデルを得る機会となりました。
<メンター紹介 (敬称略)>
〇村瀬隆子
BofA証券株式会社
グローバル・テクノロジー シニア・ヴァイス・プレジデント
〇宮崎美絵
BofA証券株式会社
業務部クライアント・バリュエーションズ・オペレーションズ
アシスタント・ヴァイス・プレジデント
〇藤田大武
BofA証券株式会社
証券業務部オフィサー
〇藤井理子
IT系企業勤務
〇市村正紀
モルガン・ルイス&バッキアス法律事務所
モルガン・ルイス&バッキアス外国法事務弁護士事務所(外国法共同事業) 弁護士
〇遠藤真之
ボストンコンサルティンググループ合同会社 コンサルタント
〇菅原愛弓
BofA証券株式会社
コンプライアンス・アンド・オペレーショナル・リスク
ディレクター
〇佐藤菜緒
モルガン・ルイス&バッキアス法律事務所
モルガン・ルイス&バッキアス外国法事務弁護士事務所(外国法共同事業)弁護士・ニューヨーク州弁護士
プログラムハイライト 「提言発表会」
最終日の閉会式には、全学生が提言発表プレゼンテーションを行い、審査員による投票にて優勝チームが決定されました。
発表は「分断の定義」「私たちが創りたい社会のビジョン」「理想の社会に近づくために私たちにできるアクション」の構成に沿って作成されました。
特に、「分断の定義」はそれぞれの経験を鋭く観察したものが多く、若者の視点から見た社会の姿を発信していました。
「私たちにできるアクション」では、世界的な“分断”をどうすれば身近なアクションから変えていけるかを考え、SNSの活用など実行を視野に入れたアクションが発表されていました。
<審査員紹介(敬称略)>
〇佐々江信子
信子フォーラムジャパン 代表
〇谷口靖美
プロティビティLCC 会長 シニアマネージングディレクタ
〇林礼子
BofA証券株式会社 取締役副社長
〇籠島康治
株式会社電通 クリエーティブ・ディレクター/コピーライター
〇田中れいか
モデル/一般社団法人たすけあい 代表/一般社団法人ゆめさぽ 代表理事
〇橋本大二郎
元高知県知事/一般財団法人教育支援グローバル基金 代表理事
学生の感想
|エンデバーFさん
サミットに参加する前は自分の意見に自信が持てずに、自分を押し殺している自分が居ました。しかし、体験共有で自分の過去を受け入れてもらったり、提言作成で自分の意見を言う事を繰り返すことで、自分が尊重されていること、1人の人間として認められているということが感じられ、自分の意見をはっきり言う事ができるようになりました。
|一般公募Gさん
これまでの私は、人と違う自分の家庭のことを恥ずかしい、周りの人や友達に自分の家のことを話すのも、知られるのも嫌だと思って生活してきていました。しかし、体験共有で自分の体験を初めて口にして、そこで「その経験を経たからこそ”人の痛みがわかる”という誇るべき個性に繋がっている」と声をかけた貰いました。「自分の経験は恥ずかしいことじゃない。むしろ自分を司る大事な個性なんだ」と思えるようになりました。
|スカラーEさん
体験共有の時間、「今ぶつかっている自分ではどうしようもない問題」を涙ながらに告白してくれた人が居ました。その瞬間、その場の全員がその子を救うために過去の経験や知識、意見を出し合い、具体的な解決策を見つけていったんです。
その光景は、ビヨンドトゥモローに来て良かったと心から思った瞬間でした。
クラウドファンディングによるご支援
リーダーズサミットはクラウドファンディングでの支援により、実現することが叶いました。 ご支援、応援頂いた皆様に心よりお礼申し上げます。 今後とも、ビヨンドトゥモローの活動を皆様と協力して続けていけますよう、精進してまいります。