公益財団法人教育支援グローバル基金|ビヨンドトゥモロー

目に見えていることが全てではない、という学びが、今の仕事にいきている

今井 友理恵

石川テレビ放送株式会社 アナウンサー

高校3年生の時、大学進学を前に、ビヨンドトゥモローに応募しました。逆境が素晴らしいリーダーを生むという考えのもと、人を育てるという長期的な支援の形に魅力を感じました。面接試験でも一人ひとりの内面や考え方を深く見て下さっている感じがして、ますます惹かれたのを覚えています。

初めて参加したプログラムは衝撃的でした。ついさっきまで笑って一緒にふざけていた子が、こんなに辛い経験をしていたなんて、信じられず涙が止まりませんでした。外側から得る情報が全てではなくむしろ僅かなものだと学びました。

目に見えていることが全てではないと理解したからこそ、常に初対面の方の話に耳を傾けるという今の仕事において、多角的に物事をとらえ相手の本質を見極めようと努めています。

大学時代は、ビヨンドトゥモローの活動以外にも、アナウンサーになるという目標に近づくために、大学の放送研究会というサークルで活動したり、飲食店でのアルバイトにも励み、充実した日々でした。

お茶の間にいつも元気と笑顔を届けてくれるアナウンサーに憧れ、縁あって今の会社でアナウンサーをしています。好奇心旺盛で欲張りな私の夢を叶えられる、こんなに素晴らしい仕事は他にないと思っています。そして今後、色々な人生経験を重ねて、アナウンサーとして味のある声が出せるようになりたいと考えています。