ビヨンドトゥモローで、「まず自分が心を開き、 信頼することで相手も応えてくれる」と知った
菅野 英那
株式会社リクルート プロダクトマネージャー
高校時代から大学時代にかけて、色々なプログラムに参加し、最も印象的だったことは、自分自身の最も辛かった過去の家庭内での体験について打ち明けたことでした。小学生の時以来、誰にもその経験を打ち明けることがないまま胸に隠してきました。しかしビヨンドでは誰もが自分の内面を曝け出して共有していて、その場でなら自分も話してよさそうだと感じ、口を開くことができました。
共有したからといって辛い過去が消えるわけではありませんが、一つ自分の心に抱えていた重たいものが昇華できたかもしれないと、長い間きつく張り詰めていた糸が少し緩んだような感覚を得ました。集まった仲間と体験を共有しあえたことにはとても大きな意義があったと思います。
もともとテクノロジーを使って世の中を良くするビジネスを作ることに関心があり、大学時代は、自分でインターネットのサービスを作ろうとしたり、ドイツ留学にチャレンジしたりしました。そして、卒業後はインターネットサービスを開発しているベンチャー企業に就職しました。そこで2年半働いた後、さらに売上規模の大きなビジネスに挑戦したいと考えるようになり、今の会社に転職しました。
社会人生活を送る中で、「ビジネスは人が作っている」ということに気づき、人と本音で向き合える、人に信頼される、人を信頼するということの重要性を痛感しました。そしてビヨンドトゥモローで学んだことは、「まず自分が心を開き、信頼することで相手も応えてくれる」ということだったと、今、感じています。
人は人から刺激を受けるものですし、学生時代も社会人も、良い人間関係は何よりも人生を豊かにするものだと思います。ビヨンドは濃密な繋がりができ、日頃会えない人にも出会える数少ない機会でした。
これからも、インターネットの業界で挑戦を続けていきます。自分が感じた魅力的なものや課題意識、思いついたアイデアを世の中に表現し、その表現された作品と他者が影響しあうということにやりがいを感じるので、ITを駆使してビジネスを作る経験を積んでいきたいと思っています。