公益財団法人教育支援グローバル基金|ビヨンドトゥモロー

ビヨンドトゥモロー 米国サマープログラム2017

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概要

米国サマープログラム2017では、日本全国から、広く世界に活躍するリーダーとなる志を持ちながらも、グローバルな経験を積む機会が限られている環境にある学生15名を選抜し、ワシントンDC・ニューヨークを訪問しました。現地では、社会をより良い場にすべく活動する団体・個人を訪問し、米国における社会変革のあり方について学ぶとともに、現地の方々との交流を通じて、日本の今を米国の方々に伝えるアンバサダーとしての役割も果たしました。 本事業は、日米両国の架け橋として活躍された故村瀬二郎氏のご遺志を継ぎ、日米交流の担い手となる若者がアメリカの空気に触れ、多くのアメリカ人に出会い、米国社会について学ぶことを目的とした「村瀬二郎記念奨学事業」として、米日財団及び村瀬家の方々からのご寄附を含むジャパン・ソサエティー村瀬二郎記念基金のご支援により開催されました。

日時

8月7日 事前研修(東京) 8月8日~8月18日 米国プログラム(ワシントンDC・ニューヨーク)

参加者

ジャパン未来スカラーシップ・プログラム2017 参加学生15名

プログラム

事前研修

渡米に先立ち、参加学生たちは事前研修を行い、渡米にあたっての気持ちと向き合い、アメリカで学びたいことを整理したほか、バンクオブアメリカ・メリルリンチの写真の方々のご協力の下、英語でのプレゼンテーション準備を行いました。さらに、在日米国大使館を表敬訪問し、渡米前の抱負について英語で発表しました。

米国プログラム

10日間にわたる米国滞在中、参加学生たちはワシントンDC、ニューヨークの2都市を訪問し、現地で活躍するリーダーたちとの交流を通じて、自らの手で社会変革を実現するリーダーとして活躍するモデルを学ぶとともに、「社会格差」や「多様性」など、米国における社会課題について理解を深め、米国での学びを今後どのように活かしていくかを考え、提言にまとめ、閉会式にて英語で発表しました。

ワシントンDC

2017年1月、アメリカに新しい政権が生まれました。世界の政治の中心であるワシントンDCでは、その中核を担うホワイトハウス、米国議会、外交問題評議会などを訪問し、アメリカ国内外の人々の声が国際・国内政治に反映される仕組みについて学びを深めました。また世界銀行では、世界の貧困撲滅のために活動する国際機関の役割や貧困撲滅実現のための課題について学びました。

ニューヨーク

ニューヨークでは、ボランティア活動を通して、アメリカ社会における貧困問題について考えたり、9.11同時多発テロの犠牲者の家族・友人との交流を行ったり、アメリカ人の家族と過ごす「ファミリー・デー」など、様々な体験の機会がありました。そして最終日には、日米関係に関わるリーダーたちの前で、アメリカでの学びの成果を発表しました。

参加学生コメント

松藤江巳吏語学もそうですが、9.11や宗教や世界の経済政策や移民問題など、アメリカが抱える問題は世界にも影響を与えているということを感じたので、そういった分野の勉強もしていきたいと思いました。私は将来、国際貢献に携わる仕事をしたいという想いを持っているので、そのためにもまずは英語を身に付けるために、1年間の留学をするという目標を持てました。 松藤江巳吏(高知大学人文社会科学部)

ホストファミリーにアメリカの農業について話を聞く機会がありました。大規模な農業のなかでも、ゲージを無くして鶏を育てているなど健康面を考えた農業も徐々に普及しているなどの内容でした。私は安全かつ生産物を食べる人の健康を考えた農業に興味があるのでもっと知りたいと思いました。そして海外の様々な地域の農業を見て、それを日本に取り入れたいと考えるきっかけになりました。 宮良耀一(宮崎大学農学部)

9.11トリビュートセンターで被害にあった方の当時のお話を聞いたことはとても衝撃で他人事だとは思えませんでした。それまではテレビで9.11同時多発テロについてよく聞いていてそのニュースについて関心はあったものの、どこか自分には関係のないと思っていました。しかし、9.11同時多発テロの被害にあった方の話を聞いたあと、それまで自分には関係ないと思いどこかで線引きをしていた自分を改めたいと思いました。森瀬さおり(青森中央短期大学幼児保育学科)

支援団体

米日財団

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