公益財団法人教育支援グローバル基金|ビヨンドトゥモロー

未来を担う若者の支援に

市原明日香様

モデラート株式会社 代表取締役

モデラート株式会社は、私自身がライフステージの変わり目にいる時に、洋服選びに悩んだ経験から、ワードローブのベースでありながら、自分らしくいられる服を目指して11年前に設立しました。ブランドとしては今年で6周年になります。

SOÉJU(ソージュ)」というブランドで展開していますが、流行や年齢にとらわれず、あらゆるライフステージに寄り添う「ワードローブのベースとなる服」の提供に力を注いでいます。また、シーズンごとのセールは行わず、その代わり誠実な適正価格で販売しています。

ただ、販売して2年経過したものでサイズ欠けをしてしまうものが出たりするため、追加販売不可アイテムを、「サイクル」を意味する「ソージュ シクロ」という取り組みを通じ、期間限定で通常販売時とは異なる特別価格でお届けしています。この利益の一部は、持続可能な社会のために還元したいと思っています。

モデラートとしてビヨンドトゥモローに支援を決めたのは、社員の1人がビヨンドトゥモローの活動を熱心に紹介したことがきっかけでした。私は「ソージュ シクロ」の仕組みを通じて、これまで社会に還元する方法を模索してきましたが、未来を担う若者の支援に繋がるビヨンドトゥモローの活動と、モデラート社の理念が重なることに共感し、支援を決意しました。

私達は、良質で長く愛用できる服を提供することで、廃棄率を減らすなど社会に価値を返し、また消費者が自分らしさを追求できる、豊かな選択肢を持てる世界の実現を目指しています。利益の一部をビヨンドトゥモローへの支援として寄付することで、洋服を購入していただいた方も間接的に社会貢献ができる仕組みとなっていますし、また、ビヨンドトゥモローの活動を知っていただく機会にもなればと思います。

先日、ジャパン未来リーダーズ・サミットにも社員と共に参加させていただき、全国から集まる学生の発表を見させていただきました。困難を抱えた背景があるにしても、私はまず、今日ここに参加しようという「行動」こそが素晴らしいことだと思いました。なりたい自分の理想は、手の届かないところにあるものでも、反対に自然にいつか到達できるものでもありません。だからこそ、まず「参加する」というこの「一歩」ができたことが素晴らしいと思います。これからも共に、誰もが自分らしさを大事にしながら社会とつながれる世界を作っていけたらと思います。

(画像下:ビヨンドトゥモローのインターン生が企業訪問し、インタビューさせていただきました。2024年9月)