東日本大震災から13年
地震、津波、原発事故という未曽有の大惨事により、2万2千人を超える方々が犠牲となった東日本大震災から今日で13年。その被災地で家族や友人を失った多くの若者たちが、悲しみを共有し、故郷のために自分に何ができるかを考える場を提供するために、当時の厳しい状況の中で、私たちビヨンドトゥモローは立ち上がりました。
それから13年、ビヨンドトゥモローに参加した若者たちはそれぞれの過去を抱えながらも、現在を生き、自らの夢を追い求めたり、地域社会への貢献を果たしたりしています。
ビヨンドトゥモローは、自然災害にとどまらず、親との死別や離別、経済的困難など、家庭内での困難を抱える若者にも支援の手を差し伸べるために活動を拡げ、独自の人材育成プログラムを提供し続けています。
そして、今年1月1日に発生した能登半島地震もまた、甚大な被害をもたらし、2ヶ月が経過した今でも復旧や復興の見通しは立っていません。被災地への支援は長期にわたり必要とされています。
私たちに求められていることは何でしょうか。それは、日常の忙しさや目の前の課題に没頭する中で、今を生きる中で被災された方々のために何ができるかを考え、一歩踏み出すことではないでしょうか。
能登半島地震を経験した若者に向けて、東日本大震災を経験した若者からのエール
東日本大震災で被災し、あるいは東北出身者としてビヨンドトゥモローに参加した若者たちから、今現在、能登半島地震で家族や友人、大切なものをなくして、未来への希望を失ない、また失いつつある若者たちへ、メッセージが届きましたので、ご紹介します。
ビヨンドトゥモローだからできること
ビヨンドトゥモローでは、今回の自然災害を経験した若者たちに向けて、「自分に何ができるか」を考える機会を提供します。8月上旬には、ビヨンドトゥモローの奨学生が石川、富山、新潟の3県から人材育成プログラムに参加を希望する若者たちと交流する予定です。また、夏のプログラムだけでなく、次世代を担う若者たちが夢を諦めることなく学び続けるための支援を、長期的に行っていきたいと考えています。