2021年5月スプリングプログラム開催報告
概要
5月14日~16日の3日間、ビヨンドトゥモローの奨学生を対象にしたオンラインプログラムを行いました。3月オリエンテーションプログラム後、フェローシップメンバーが中心となって、1対1のインタビュー形式で、メンバーの紹介冊子を作成し交流を進めてきました。5月スプリングプログラムでは、高校生が所属するエンデバーは「自分を知る」、大学1、2年生が所属するスカラーは「ジェンダー平等」をテーマとして、レクチャーやディスカッションを行い、最終日には自身の意見を発表する機会を持ちました。
【主催】一般財団法人教育支援グローバル基金
【開催地】オンライン開催
【参加者】「エンデバー2021」
「ジャパン未来スカラーシップ・プログラム2021」
「ジャパン未来フェローシップ・プログラム2021」
参加学生23名
プログラムハイライト エンデバー
5月14日 「自己探求の旅/人生の岐路」
講師:小林正忠氏(楽天株式会社 常務執行役員 チーフウェルビーイングオフィサー)
財団の理事でもある楽天株式会社の小林正忠さんに、ご自身のライフラインチャートをもとに人生の岐路や選択についてお話をいただきました。後半は、自分が同じような岐路に立ったときどのような選択をするかというディスカッションをメンバー内で行い、小林さんに人生の岐路での選択に対しての質問をする場面がありました。
5月15日午前 キャリアセッション
協力:ビヨンドトゥモローOBOG
少し先の人生を歩む、ビヨンドトゥモローの年間プログラムを卒業したOBOGの5名をパネラーとして迎え、フェローの谷山さんがインタビュアーとなりパネルディスカッションを行いました。先輩たちが自身とどう向き合っているかを話していただきました。その後、先輩たちとともに、自身の得意な事などをシェアし仕事に活かす方法などについてアドバイスをもらいました。進学や大学生活、就職などすぐに自分たちの前に訪れる帰路について先輩方の考えを知ることができました。
5月15日午後 ライフラインチャート作成&発表準備
自己探求を進めるため、ライフラインチャートを作成し紹介しました。聞き手のメンバーからは、質問や感想のコメントがあり、新たな自身への気づきを見つけた人もいました。3日目の発表に向けて、自己探求と社会との接点を見つけていくために、自身の興味深い特徴をテーマに設定しました。
5月16日午後 発表
ひとり3分間で、3日間で気づきを得た自身の特徴や、今後さらに研究してみたい点を「自分自由研究」のテーマとして発表を行いました。2日目から発表の準備を行い、様々な工夫が見られる発表となりました。発表に対してスカラーのメンバーから一人ひとりへのコメントがありました。
プログラムハイライト スカラー
5月14日 「ジェンダー平等とは?」
講師:宮本夏帆さん(楽天株式会社 サステナビリティ部)
最初のレクチャーは、楽天株式会社でサステナビリティ部に所属されている宮本さんに、ジェンダー平等に関する身近な問題や日本の現状、解決に向けた取り組みなどについて、楽天での事例を紹介しながら教えていただきました。
5月15日午前 世界のジェンダーギャップについて考える
ナイジェリアのチママンダ・アディチェさんによるTEDトーク「私たちは皆フェミニストになるべき」を視聴し、日本との違いや、身近にあるジェンダーギャップについてディスカッションを行いました。
5月15日午後 発表準備
3日目の発表に向けて2班に分かれ、班ごとに発表に向けてのディスカッションと準備を行いました。中間発表では、卒業生にも参加いただき、最終発表に向けてのフィードバックを受けて最終調整を行いました。
5月16日 発表
スカラーの発表内容は、自分たちの身の回りのジェンダーギャップに対して、その解決のために自分ができることはなにか?そして、解決したときどんな社会が実現するか?というテーマで、発表を行いました。具体的な事例やデータをもとにエンデバーたち高校生にもわかりやすく工夫された内容で、ジェンダーに対する深い理解が感じられる発表となりました。
プログラムハイライト ゲスト講話
5月16日「コロナ禍のなか、私たちに何ができるか?~世界の歴史は感染症によって変わってきた~」
講師:池上彰さん(ジャーナリスト)
最終日の午後には、池上彰さんによる特別講義を行いました。新型コロナウイルスによって大きく生活が変わってきた今の時代ですが、江戸時代のコレラや、アテナイとスパルタのペロポネソス戦争での天然痘、ペストと宗教、スペイン風邪と世界大戦、など様々な歴史を解説いただいた上で、歴史は人ごとに考えてはいけない、未来の歴史の教科書に今の時代が、どう記述されるかは今の私たちにかかっているというメッセージをいただきました。
また、参加者に参考図書として配られた池上さん監修の「僕たちはなぜ働くのか(学研プラス出版)」にも触れ、後半には、GAFAといった世界的企業の創業の歴史から、人間が社会的な生き物で、社会に参画することが働くということなのだというお話をいただきました。参加者からは、日常の疑問から自身の将来に関すること、そして社会システムについてなど様々な質問があり、時間ギリギリまでお答えいただきました。
参加学生の声
“ジェンダーについて本質的に捉えることができた話し合いだったと思います。ふわっと何が問題かとかはわかってもそれが何で問題なのか、どこが問題なのかまで考えることができたので、より考えが深まりました。”
“自分の事を見つめるいい機会になったと思うし、ディスカッションで、色々な意見を聞く中で、視野がまた広がったなと感じました。今後も、更に視野を広げ、知識も増やし、後悔のない進路選択の為に必要な情報を入手できるように頑張っていきたいです。”
“議論することへの難しさがありましたが、みんなと違う視点もありつつも同じ価値観や考え方が共有できたことにとても達成感を感じました。また、グループ以外にもスカラーのみんなやエンデバーのみんなの考え方一つ一つに触れることができて、とても勉強になりました。特に、スカラーの先輩たちのアドバイスがとても刺激になりこういう考え方もあるのだとさまざまな観点に気づくことができ、非常に充実した3日間でした。”