公益財団法人教育支援グローバル基金|ビヨンドトゥモロー

若者の社会生活への羽ばたきを大きく見守っています

T.T.様

都内IT関連会社勤務

「寄付」を始めたきっかけは、大学進学の為に借りていた奨学金の返還が完了したタイミングでした。そのとき、今まで返済に充てていた金額の今後の使い道に関して「寄付」という選択肢にたどり着きました。様々な団体を見ていく中で、ビヨンドトゥモローの活動を応援したいと思ったのは、私自身の体験に近い環境にある若者に対して人材育成というテーマで活動していること、団体規模が大き過ぎず身近に感じられるということが理由でした。今は、毎月定額の継続寄付をさせていただいています。

 私自身、小学校2年生のときに両親が離婚し、転居や転校を余儀なくされました。そのとき、これからは自分1人の力で生きていかないといけないという先の見えない大きな不安を感じたことを昨日のことのように鮮明に覚えています。離婚、引っ越し、転校に伴う環境の変化を受け止めきれず、母との確執と不登校、更に事故による入院手術など不安定な小学校生活を過ごしました。当時は、離婚家庭はまだ珍しく、小中高と誰かに家庭環境について話せずにいました。それでも、大学生になり信頼できる友人に母子家庭であることを話せたとき、とても気持ちが晴れたことを覚えています。

自身の経験を振り返っても、ビヨンドトゥモローに参加する若者たちがお互いを知り合い、心の距離を縮めていくなかで、自分の体験をシェアできた時に信頼関係が築けると思います。きっとお互いに経験してきた逆境から、より共感できる本当の仲間になれると思います。だからこそ決して自分1人で抱え込まないで欲しいです。

大切な未来に向けてビヨンドトゥモローの若者たちには、周囲の仲間との活動を通じて自分の「好き」で「得意」なことで、「誰か」の「何か」の役に立てることに気づいて欲しいです。「誰か」の「何か」の役に立てることを通じて感謝や評価を得た時に、嬉しい感情とともに、少しずつ自分で自分自身のことを認めて信じられるようになります。それが「自信」なんだと思います。そうして積み上げた「自信」が未来につながって行くことは間違いありません。

ビヨンドトゥモローが若者たちと一緒に目指す未来、社会生活への羽ばたきをこれからも大きく見守っていきたいと思います。