児童養護施設に暮らす高校生が厚生労働大臣を訪問

ビヨンドトゥモローでは、虐待、ネグレクトなど様々な事情で保護され、児童養護施設に暮らす高校生たちを対象とし、奨学金給付及び人材育成プログラムへの参加機会の提供を行う年間プログラム「エンデバー」を運営しています。2019年10月21日に、エンデバーのメンバー3名及び卒業生2名の計5名が、加藤勝信厚生労働大臣を訪問しました。

参加学生たちは、厚生労働省大臣室にて、夏に神戸で開催されたサマーリトリートを含む一連の夏のプログラムにおける学びについてプレゼンテーションを行いました。児童養護施設に暮らす高校生がどのように主体的に自らのキャリアを構築するかについて話し合い、まとめたアクションプランを発表し、その内容について大臣と意見を交わす貴重な体験となりました。プレゼンテーションの内容には、児童養護施設から大学に進学した人の体験談をまとめ、高校生たちと共有していくことや、児童養護施設に暮らす子どもと職員が、施設の垣根を越えて交流することの意義などが含まれました。

会合に参加した、福澤孝晴さん(一橋大学経済学部(東京都立青山高等学校卒業)、エンデバー2017参加)は、家庭の経済的な事情で中学生の時に東南アジアへの転居を余儀なくされ、学校に通うことのできない環境下で2年間を過ごしました。進学したいという一心で単身日本に帰国し、児童養護施設に入所し、夜間中学、高校を経て、2019年春から大学に通っています。彼は会合後、「大臣室にて、サマーリトリートの活動報告と、自分がビヨンド卒業生たちと立ち上げようとしている児童養護施設の中高生のための学習塾プロジェクトについて発表しました。親友にも話せない自分の意見・経験も話すことのできるビヨンドトゥモローの仲間と厚生労働大臣に直接プレゼンするという大舞台に挑むことができ、大臣からの応援コメントもいただき、今は学習塾プロジェクトを成功させようという気持ちでいっぱいです。」と前向きな感想を述べました。
*福澤さんの学習塾設立プロジェクトの詳細はこちら