”ビヨンドでの仲間との出会いが将来の糧になる”(24年度奨学生紹介)
―ビヨンドトゥモローが実施している奨学事業について
―今年度の奨学生2名
●奨学事業について
●今年度の奨学生を2名のご紹介
★Aさん 高校3年生「エンデバープログラム2024」奨学生
●ビヨンドを知ったきっかけ
在籍する高校で、ビヨンドトゥモローが実施する単発参加者を募る人材育成プログラム「ジャパン未来リーダーズサミット」を知った。ちょうど同じ時期に普段の生活で悩みを抱えていて、自分を変えるきっかけを探していた。いつもと異なる環境に身を落とし込み、全国から集まる参加者との交流を経て自分を変えるきっかけになれば、と思いサミットへの参加を決意した。
●初めてのビヨンドの活動(2023年11月サミット)に参加してみて
世代や出身の異なる仲間が集まり、違う視点を持つ人とのかかわりを通して日常生活で関わる人とはまた違う人たちと出会うことが刺激となった。サミット参加する前は、「自分の居場所ってどこだろう」と自己肯定感が低いと感じていたが、サミット参加を通して、「自分はここにいていいんだ」と居場所を見つけ、心に余裕をもつことができた。サミット参加後は、普段の生活においても、物事を前向きにとらえられるようになり、ポジティブな変化をもたらすことができた。サミット参加をきっかけに、「この自分の居場所で仲間たちとより多くの時間を過ごし成長していきたい」と思い、エンデバープログラム(高校生対象の年間奨学金プログラム)に応募に至った。
●エンデバー奨学生としてのプログラム(2024年3月)に参加して
サミット参加を越える多くの刺激と学びを得ることができた。特に、将来のビジョンに大きな影響があった。これまでは、家庭科の教員を目指していたが、ホームレスの方の支援を行っているゲストの方の活動についてプログラムの中で知った時に、ヤングケアラーなどの社会課題に直結したような社会貢献活動にも興味をもつようになり、将来への選択肢を広げることができた。
●今後ビヨンドの活動を通して学びたいこと
自分の考えを分かりやすく的確に伝えられる力を身につけていきたい。また、一つの物事に対して幅広い視点で見られるよう視野を広げられるようにしたい。そして努力していく自分の姿が他者へ前向きな影響を与えられるような人になっていきたい。
★Bさん 専門学校1年生「ジャパン未来スカラーシッププログラム2024」奨学生
”同じ境遇をもった仲間との出会いが将来様々なことに挑戦していくにあたって自分の糧になると感じています。”
ひとり親家庭で育つ専門学生Bさん。Bさんは、高校時代も自分の力で他団体の奨学金を勝ち取りカナダ留学を実現。高校留学をきっかけに海外への興味をもった。現在は、IT系専門学校にて専門性を高めつつ、将来米国の大学への進学を目指すべく勉学に励んでいる。
●ビヨンド応募のきっかけ
高校時代、他団体の奨学金を獲得し留学を実現したことをきっかけに海外へ興味をもつようになった。高校卒業後、米国の大学へ進学を希望していたが金銭面の懸念を理由に断念。自分の状況を踏まえると、米国進学を実現するためには、アルバイトをすると同時に様々な奨学金制度を活用しながら計画的に費用を工面していく必要がある。そんな時にビヨンドトゥモローと出会う。ビヨンドの奨学金制度は、他の奨学金制度と比べると、なにか違う魅力を感じた。特に「参加する学生が困難を経験してきている」という共通点があるというところも更なる興味をわき立たせるきっかけとなった。また、ビヨンドが実施している多様な人材育成プログラム、特にグローバル研修に興味をもち、自分の興味を深掘りできる機会になると思い応募を決めた。
●初めての人材育成プログラム(2024年3月実施)に参加してみて
同じ境遇を経験してきている仲間たちと過ごしていく中で、自分の思いを打ち明けたり同じ境遇にある仲間の体験を聞くことで「自分だけじゃない」と感じられたことが心強かった、心が軽くなった。仲間と共感できることがあるからこそ、短時間でも打ち解けることができて、ビヨンドを「こころのよりどころ」として感じている。この経験が将来様々なことに挑戦していくにあたって自分の糧になると感じた。
●今後のプログラムで学んでいきたいこと
自分の興味関心を深めていきたい。高校時代、自分で奨学金に関してリサーチしカナダ留学のチャンスを得て、日本国外への興味をもった。またIT分野に興味があるので、グローバル研修に参加し、多文化共生社会である米国においてどのようにIT分野が発展しているのか肌で感じ学びたい。そしてその学びを日本に持ち帰り、自分の専門性を向上させながら、そしてより広い視野を持ったグローバルリーダーとして、自己実現を目指していきたい。
今回ご紹介した2名をはじめ、全奨学生がビヨンド生として将来のグローバルリーダーになるべく、学びを深めています。
今後も、奨学生の活躍や学びに関してご報告していきますので、ぜひご覧ください!