活動の理念

活動の理念― 逆境は優れたリーダーを創る

自殺、児童虐待、貧困― 世界屈指の経済を実現し、豊かになったはずの現代日本において、深刻な社会課題が多く存在します。そして、そういった課題の陰には、多くの子供たちの存在があります。

親を亡くしたり、児童養護施設に暮らしていたり、生活のためにアルバイトに明け暮れていたり、たくさんの苦労を抱えながら、それでもなお、自分の人生を自分の手で切り開くべく、努力をあきらめない子供たちがいます。ビヨンドトゥモローは、様々な事情で社会経済的に困難な立場に置かれながらも、将来、他者のために力を添える存在になることを志す若者を、奨学金支給と人材育成プログラムを通して応援しています。

ビヨンドトゥモローが、逆境を経験した若者を応援するのは、彼ら・彼女らがかわいそうだからではありません。一人一人が困難に向き合ったストーリーは、その人の人生の糧であり、そんな体験を持つ彼らであればこそ、他者の心の痛みに想いを馳せ、人のために行動できる人材となることができるという考えの下、彼らの人生の旅路に寄り添い、そして彼らのいるところから見える風景が少し違ったものになるように、視野を広げるきっかけ作りをしています。

ビヨンドトゥモローの活動に参加する一人一人は、キラキラと輝いていて、自身の困難な体験を糧に、他者のために生きる存在になるべく、日々研鑽に励む姿は、ビヨンドトゥモローの誇りです。

輩出する人材について

ビヨンドトゥモローは、輩出すべき人材の像を設定していません。ビヨンドトゥモローの活動に参加し、その理念の下に学んだ人物が、その後、いかなるキャリアを選択するかに成否はないと考えています。

事業内容

ビヨンドトゥモローは、親との死別・離別を経験したり、児童養護施設に暮らしているなど、社会経済的に困難な状況にありながらも、他者のために生きる存在となるべく、高校卒業後に進学を志す若者を選抜し、財政的に支援するだけでなく、日常生活の中では得られない学びの機会を提供し、人間的成長を促しています。

給付型の奨学金支給と、人間的な成長を促す人材育成プログラムの2本柱から成る事業への参加を通し、参加学生たちは、これまでの自分の歩みをふりかえり、今後、他者のため、社会のために何ができるかを考え、自分の未来へのビジョンを描きます。

奨学金給付事業

困難な状況にある若者に返済不要の奨学金を支給

社会をよりよい場にするための力となるべく進学を志す高校生及び高卒者を選抜し、進学のために必要な費用の支援として、返済不要の奨学金を支給します。本事業により、参加学生たちが、財政的な理由で進学を諦めることなく、将来、社会の力となるべく、自らが選んだ領域で学業にまい進することが期待されています。

ビヨンドトゥモローの活動の根幹は、その参加者の姿にあり、毎年、ビヨンドトゥモローに参加する一人一人の学生は、かけがえのない財産であると考え、参加者の選考には、多大なる時間と労力をかけています。親との死別・離別を経験していたり、児童養護施設に暮らすなど、極めて困難な体験をしている応募者に優先配慮する一方、応募者全員にチャンスがあることを心がけ、また、学力や進路で合否が決定されることはなく、多角的な人物評価が行われています。

人材育成事業

人間的な成長を促す、プログラムへの参加機会を提供

ビヨンドトゥモローは、財政的な支援だけでなく、国内外における人材育成プログラムを開催し、日常の中では得られなかった体験を提供することで、参加学生たちが視野を大きく広げ、それぞれの形で社会に力を添える人材となる過程を応援しています。

日本全国から学生が集まり、共に切磋琢磨しながら、社会のありかた、自分たちの役割について考える機会を持つ「ジャパン未来リーダーズサミット」や、海外での経験を通じてグローバルな視野を育てる「夏季グローバル研修」を通じ、参加学生たちは、グローバル・シティズン(地球市民)としての意識を高め、自らの将来のビジョンを描くことが期待されています。